Reuters logo
OPEC加盟国がアジアで値引き競争、原油50ドル割れで
2015年1月13日 / 03:22 / 3年後

OPEC加盟国がアジアで値引き競争、原油50ドル割れで

[シンガポール 12日 ロイター] - サウジアラビアと石油輸出国機構(OPEC)加盟の湾岸諸国は、原油価格押し上げを目的にした減産の拒否で一致しているように見えるが、実際にはアジアでの市場確保に向けて激化する値引き戦争から逃れられなくなっている。

 1月12日、サウジアラビアとOPEC加盟の湾岸諸国は、アジアでの市場確保に向けて激化する値引き戦争から逃れられなくなっている。ジャカルタで昨年10月撮影(2015年 ロイター/DARREN WHITESIDE)

原油価格が1バレル=50ドルを下回り、2009年以来の低水準となったことが、産油国間の価格引き下げ競争の引き金となった。さらに米ゴールドマン・サックスが原油価格の向こう3カ月の予想を40ドルをわずかに上回る水準に下方修正したことで、価格の見通しは依然として厳しい状況だ。

アラブ首長国連邦(UAE)は先週、クウェートやイラクに追随し、OPEC最大の産油国であるサウジを下回る価格でアジア向けの原油価格を設定した。

こうした原油販売価格の引き下げは、OPECの原油生産量の半分以上を占める湾岸諸国が、市場シェアを維持するために互いに争う構えがあり、そのことが世界の原油価格の一段の下落圧力になっていることを示している。

コンサルタント会社FGEのトゥシャール・バンサル氏は「これは市場支配を賭けた戦いだ」と述べ、UAEなどの湾岸産油国は市場シェアを維持するために低価格を許容する用意があると指摘した。

ロイターと取引関係者のデータによると、UAEのアブダビ国営石油会社(ADNOC)は12月、代表的な油種であるマーバン原油の公式販売価格を9カ月連続で引き下げ、同程度の品質のサウジアラビア産アラビアン・エクストラライトに比べて割安な水準に設定した。

サウジアラビアが前月に大幅な減産を実施したことを受けてアジア向け原油価格を引き上げたにもかかわらず、こうした値引きの動きは起きている。ADNOCはアジアの石油精製業者に対し、UAE産原油の魅力を維持するためには価格を引き下げなければならないと感じていた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below