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OPECプラス、減産縮小で合意 UAEとサウジが歩み寄り

[モスクワ/ドバイ/ロンドン 18日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」は18日の閣僚級会合で、協調減産を8月から12月まで毎月日量40万バレルずつ縮小することで合意した。

 7月18日、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」は18日の閣僚級会合で、協調減産を8月から12月まで毎月日量40万バレルずつ縮小することで合意した。写真はOPECのロゴ。2020年4月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

世界経済が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から回復する中で原油価格は上昇しており、今月には一時2年半ぶり高値を付けた。

2022年5月以降の新たな生産枠割り当てについても、サウジアラビアなどがアラブ首長国連邦(UAE)の要求を受け入れたことで合意がまとまった。

UAEのマズルーイ・エネルギー相は記者会見で「合意に満足している」と語った。サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は、どのように妥協が成立したかについてコメントを控えた。

OPECプラスは昨年、コロナ禍による需要の落ち込みと価格急落を受け、過去最大の日量1000万バレルの減産に踏み切った。その後、日量約580万バレルまで減産幅を徐々に縮小してきた。

声明によると、8月から12月にかけてさらに日量200万バレル、1カ月当たり日量40万バレル縮小する。22年9月ごろまでに段階的に減産を終了することを目指す。

OPECプラスは、当初2022年4月までとしていた協調減産合意を22年末まで延長することでも合意した。新型コロナの変異株の影響などで世界経済の回復が停滞した場合の対応余地を残す。

サウジとUAEは共に目先の減産縮小を支持していたものの、UAEは22年末まで減産を延長するサウジの提案について、生産枠の引き上げを求めて反対していた。

こうした対立を解消するため、OPECプラスは22年5月からの一部の国の新たな生産枠で合意した。

UAEは減産の基準になるベースライン生産量が現行の日量316万8000バレルから同350万バレルに引き上げられる。サウジとロシアもそれぞれ現行の日量1100万バレルから同1150万バレルに引き上げる。イラクとクウェートはそれぞれ日量15万バレル引き上げる。

サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は、ナイジェリアとアルジェリアの基準生産量も見直される可能性があると述べた。

同相はまた、イランが核プログラムを巡り主要国と合意に達し、原油供給を再開した場合には政策を調整する方針も示した。

イランに対する西側諸国の制裁が解除されれば、世界の原油供給が日量約150万バレル増える可能性があるとみられている。

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