[サンフランシスコ 26日 ロイター] - 米ソフトウエア大手オラクルORCL.OとアルファベットGOOGL.O傘下のグーグルがモバイル向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」に関連した著作権を争っている裁判の再審で、サンフランシスコ連邦地裁は26日、グーグルの主張を全面的に認める判断を下した。
訴訟の争点は、グーグルがアンドロイドの設計にあたりオラクルのJavaプログラミング言語の著作権を侵害したかどうか。オラクルは著作権の使用料として90億ドルの支払いを求めた一方、グーグルは一定の基準を満たせば著作権者の許可がなくても著作物を利用できる著作権法上の「フェアユース(公正使用)」規定に当てはまるため、使用料を支払う必要はないと主張していた。
再審では、オラクルがグーグルに求めていた著作権使用料の支払いは一切認められなかった。
オラクルは声明で、控訴する方針を示した。
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