[9日 ロイター] - 米ソフトウエア大手オラクルが9日発表した第2・四半期(9─11月)決算は、収益が市場予想を上回った。コロナ禍でテレワークと出社を組み合わせたハイブリッド型勤務へのシフトが進み、企業のクラウドサービス需要が増えたことが寄与した。
株価は時間外取引で5.1%上昇した。
調整後の1株当たり利益は1.21ドル、売上高は103億6000万ドルだった。リフィニティブIBESがまとめたアナリスト予想は、1株当たり利益が1.11ドル、売上高が102億1000万ドルだった。
ハイブリッド型勤務の普及はオラクルやセールスフォース、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなど法人向けクラウドサービスを提供する企業に追い風となっている。
オラクルの最大事業部であるクラウドサービス・ライセンスサポートの売上高は前年の71億1000万ドルから75億5000万ドルに増加した。
同社はクラウドサービス事業強化に向けデータセンターに投資し、ドイツ銀行やズーム・ビデオ・コミュニケーションズなどの顧客を獲得している。
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