[10日 ロイター] - 米ソフトウエア大手・オラクルが10日発表した第3・四半期(2月28日まで)決算は、利益が市場予想を下回った。データセンター設置やクラウド事業強化に向けた支出や、投資関連の損失に圧迫された。株価は引け後の時間外取引で6%下落した。
投資関連損失には、DNA解読装置メーカーのオックスフォード・ナノポアの株価下落やサーバー向け半導体メーカー、アンペアの営業損失が含まれる。
クラウドサービスとライセンスサポート関連のコストは23%増加した。全体の営業費用は8%増の66億9000万ドルとなった。
オラクルはクラウドコンピューティング分野で、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コム、アルファベット傘下グーグルなどとの激しい競争に直面している。
売上高は105億1000万ドルで、リフィニティブがまとめたアナリスト予想と一致した。
純利益は23億2000万ドル(1株当たり0.84ドル)で、前年同期の50億2000万ドル(同1.68ドル)から減少した。
特別項目を除いた1株利益は1.13ドル。アナリスト予想は1.18ドルだった。
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