[9日 ロイター] - 米ソフトウエア大手オラクルが9日発表した第3・四半期(2022年12月─23年2月期)決算は、総売上高が123億9000万ドルと18%の増収を確保したものの、市場予想の124億2000万ドルをわずかに下回った。
景気の見通しがさえない中、企業がIT(情報技術)投資を抑制した。
純利益は18億9000万ドル(1株当たり68セント)と、前年同期の23億2000万ドル(同84セント)から減少した。
同社の株価は時間外取引で5%下落した。
オフィス回帰やハイブリッドワークの広がりにより、オラクルのクラウドソフト製品に対する需要は特に大企業から高まっているものの、マイクロソフトとアマゾン・ドット・コムが支配するクラウドサービス市場でまだ足場を固められていない。
ドル高とコスト上昇により、企業は支出により慎重になっており、オラクルのソフトに対する需要はさらに鈍化している。
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