[22日 ロイター] - 豪オリジン・エナジーは22日、カナダのブルックフィールド・アセットマネジメント率いる企業連合が買収提示額を従来の1株当たり9豪ドルから8.90豪ドルに引き下げたと明らかにした。
新たな買収額に基づくオリジンの企業価値は153億3000万豪ドル(約105億米ドル)となる。
買収額引き下げの理由は明らかになっていないが、ガス各社は豪政府による1年間のガス・石炭価格の上限設定の影響で評価額が下がっている。
11月に提示された買収額でオリジンの評価額は155億豪ドルだった。
22日序盤のシドニー株式市場でオリジンの株価は13%上昇し、7.90豪ドルとなった。
市場では買収協議がまとまらないとの観測が広がっており、株価は買収提示額を大幅に下回る水準で推移。21日には7.01豪ドルで引けた。
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