[オスロ 19日 ロイター] - ノルウェーの首都オスロの市議会は19日、公害削減のため、2019年までにオスロ中心部での車両の通行を完全に禁止する計画を発表した。欧州の首都で行われる全面的かつ恒久的な車両通行止めは初のケース、としている。
市議会は、この計画はすべての市民に恩恵があるとしているが、小売店などからは営業に支障が出るとの懸念の声が上がっている。
バスと路面電車は引き続き運行されるほか、障害者を乗せた車や店舗への商品輸送車については別途措置を講じるという。市議会は、今後意見聴取や他の都市での経験の調査、試験運用などをしていく予定。
欧州では先月パリで実施されたように、すでに複数の首都中心部で一時的な車両通行止めが導入された例がある。ロンドンやマドリードなどでは、車両通行量を抑制するため渋滞税を徴収している。
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