[22日 ロイター] - インドのモディ首相は22日、パプアニューギニアで太平洋島しょ国の首脳との会合(サミット)を開催した。ブリンケン米国務長官もこの日、島しょ国首脳との会合を開催し、パプアニューギニアと防衛協力協定に署名する。
パプアニューギニアのマラペ首相は、サミット開幕にあたり、インドはグローバルサウス(新興・途上国)のリーダーだとした上で「わが国の民は取り残されてきた」と指摘した。
モディ首相は、サプライチェーン(供給網)の混乱や気候変動による困難に見舞われる中で、インドは太平洋島しょ国の信頼できるパートナーになるとし、自由で開かれたインド太平洋にコミットしていると述べた。
ブリンケン米国務長官は22日、パプアニューギニアとの防衛協力協定に署名し、午後には島しょ国首脳との会議を開催する。
米国務省によると、パプアニューギニアと経済・安全保障分野での協力を強化する一環で新たに4500万ドルの資金を提供する。
マラペ首相は21日、米国との防衛協力協定締結で今後10年間に米軍のプレゼンスが拡大することになるとメディアに語った。
ただ米国との関係強化は、重要な貿易相手である中国を刺激するとの懸念もあり、複数の大学では協定締結に対する抗議活動が行われた。
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