[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米カリフォルニア州を地盤とする銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープが身売りや増資を含む戦略的選択肢を検討していることが関係者の話で分かった。
ここ2カ月間に米当局の公的管理下に置かれた他の地銀のような状況を回避するため、財務強化策を積極的に模索しているという。
パックウエストの広報担当者はコメント要請に返答していない。
パックウエストは3月、投資会社アトラスSPパートナーズから私募方式で14億ドルを調達したと発表していた。
3日の引け後の取引でパックウエストの株価は60%近く急落。他の地銀株も売り込まれ、ウエスタン・アライアンス・バンクは30%安、ザイオンズ・バンコーポレーションとコメリカ、ファースト・ホライズンはそれぞれ7%超下落した。SPDR・S&P地銀ETF(上場投資信託)は5%安。
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