[イスラマバード 21日 ロイター] - パキスタンは早ければ今週中に、国際通貨基金(IMF)からの融資を巡り、IMFと実務レベルでの合意にこぎ着ける見込みだ。財務省高官がロイター通信に語った。
IMF代表団は今月、首都イスラマバードに1週間以上滞在。約10億ドルの融資実行に向けて、経済政策の枠組みに関する交渉を行った。
高官は「IMFとの交渉は最終段階にある。今週中にもまとまる見通しだ」とした上で、交渉後に実務合意が結ばれると話した。
今回の融資は、パキスタンへの65億ドルの金融支援の一環。IMFは昨年以降、政策面での不一致から融資実行を保留している。
同国の外貨準備高は輸入額の約3週間分にとどまり、国際収支の危機に直面している。
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