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パレスチナ自治区ガザで20年ぶり映画上映会

 2月29日、パレスチナ自治区ガザで前週、20年ぶりに映画鑑賞会が開かれ、約150人の市民が楽しんだ。25日撮影(2016年 ロイター/Mohammed Salem)

[ガザ 29日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザで前週、20年ぶりに映画鑑賞会が開かれ、約150人の市民が楽しんだ。会場は、普段は祝賀会や伝統芸能の催しが行われている赤新月社ソサエティホール。ヨルダン出身のパレスチナ人、ナウラス・アブー・サレハ監督の「Oversized Coat」(大き過ぎるコート、2013年)が上映された。

和平交渉が失敗に終わり、反イスラエル暴動が起きた1987―2011年のパレスチナを描いた作品で、チケットは1枚10シェケル(約287円)だった。

映画を見に来るのはこれが初めてだという学生のアラー・アブー・ガーセムさんは、鑑賞を終えて「とても幸せ。でもポップコーンがなかったわ」と話した。観客の中には、スクリーンの写真を携帯電話で撮影する人もいた。

ガザ地区ではエジプト領だった1950年代、西欧の作品を含め映画が人気を集めたが、87年に始まった「第1次インティファーダ」と呼ばれる暴動時に多くの映画館が焼き討ちされた。全施設がいったん再建されたものの、96年の暴動で再び焼かれた。

過去にガザで映画を見たことがあるという演出家は「ガザは映画に飢えている。この地で住民から映画や劇場を取り上げることは、人間性を侵害することだ」と訴えた。

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