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テスラ向け電池工場「早晩、生産量を増やせる」=パナソニック社長
2017年10月31日 / 10:27 / 24日後

テスラ向け電池工場「早晩、生産量を増やせる」=パナソニック社長

[東京 31日 ロイター] - パナソニック(6752.T)の津賀一宏社長は31日の決算会見で、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA.O)と共同運営しているリチウムイオン電池工場「ギガファクトリー」(ネバダ州)で生産が計画よりも遅れていることについて、ボトルネックははっきりしており、そう遠くない時期に生産量を増やせるとの見通しを示した。

 10月31日、パナソニックの津賀社長は、米テスラと共同運営しているリチウムイオン電池工場生産が計画よりも遅れていることについて、ボトルネックははっきりしており、そう遠くない時期に生産量を増やせるとの見通しを示した。テスラ車とパナソニックのリチウムイオン電池、都内で2013年撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

ギガファクトリーはテスラの新型EV「モデル3」向けの電池を生産しているが、テスラは今月2日、「生産上の障害」によりモデル3の第3・四半期の生産台数が260台にとどまったと発表した。

津賀社長は現状について「テスラがモデル3の立ち上げに少し苦戦している関係で、電池の生産が車の生産を上回り、これ以上、電池を生産できない状況にある」と説明。このため、電池の使途を蓄電用に切り替えて生産しているが、「モデル3のラインのボトルネックははっきりしているので、早晩、車用のバッテリーの生産量を増やしてくことはできる」との見通しを示した。

同社の二次電池事業をめぐっては、テスラ依存のリスクを指摘する声もある。これについて津賀社長は、同社の二次電池事業は、1)テスラ向け、2)車載角形、3)ICT(情報通信技術)向けなど――の3つをバランスさせながら伸ばしていると説明。「テスラ向けの投資が大きいので、この稼働が上がらないとリスクがあるのは事実だが、これもテスラとの契約でリスクをヘッジしている」と述べ、「3つのカテゴリーをバランスさせることと、テスラとの契約でリスクはヘッジはできている」と強調した。

同社は同日、2018年3月期の業績予想を据え置くと発表した。営業利益予想は前年比21.0%増の3350億円と、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト21人の予測平均3442億円を若干下回る数値となっている。

津賀社長は「公表値をクリアーすることについてはかなりの手ごたえを感じている」としながらも、「テスラなどに若干不透明要素があるので、いま上方修正を確定的にできる状況ではない。公表値をボトムに上積みを図っていきたい」と語った。

一部製品で神戸製鋼所 (5406.T)製の部材を使用している件については、直接購入分については「問題がないことを確認しているので、(費用を)請求する予定はない」としたが、第三者を通じて購入しているケースもあるため「引き続き注視していく」との姿勢を示した。

*内容を追加しました。

志田義寧 編集:吉瀬邦彦

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