[メルボルン 2日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相とコルベック・スポーツ相は2日、パラリンピックの代表メダリストに対し、五輪代表メダリストと同じ報奨金を授与すると発表した。
同国では五輪選手に対して金メダリストの2万豪ドル(約160万円)をはじめ報奨金が支給されていたが、パラリンピックのメダリストには報奨金はなく、一部選手から不満の声が出ていた。
モリソン首相らは声明で「政府はパラリンピック代表選手に東京五輪メダリストと同様のメダル報奨金を約束する」と表明した。
オーストラリアはこれまで、東京パラリンピックで13個の金メダルを獲得。東京五輪では金メダル17個を含む46個のメダルを獲得し、メダルランキングで6位となった。
パラリンピックでは平等や多様性の受け入れが重要なテーマとなっているが、多くの国ではメダリストに五輪選手と同等の報奨金を出していない。
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