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30歳の息子の自立望む両親、自宅退去訴訟で勝訴 米NY州

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米ニューヨーク州の夫妻が、家計にお金を入れず家事も手伝わない息子に自宅からの退去を求めて起こした裁判で、州裁判所が訴えを支持した。夫妻は、息子に仕事を見つけてほしいとしている。

両親の弁護士によると、4カ月にわたる裁判の末、ドナルド・グリーンウッド判事は22日、息子のマイケル・ロトンドさん(30)に親元を離れるよう命じた。

裁判所の記録によると、夫妻は2月2日から5回にわたってロトンドさんに文書で退去通告を送付するなど、数カ月にわたって退去させようと試みた。

一通には「話し合った結果、あなたは即刻この家から退去しなければならないと決定した。14日の猶予期間を与える。帰宅は許さない」と記述。別の通告には、求職や部屋探しのため1100ドル(約12万円)を与えると提案している。さらに、「あなたのような貧弱な職歴の人にも仕事はある。就職しなさい。あなたは働かなければならない」と記したものもあった。

ロトンドさんは、入居者の強制退去まで6カ月の猶予を義務付ける判例法を主張。上訴するとしている。   

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