December 20, 2019 / 3:47 AM / 7 months ago

中国人民銀、最優遇貸出金利を据え置き 予想通り

[上海 20日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を据え置いた。人民銀は今月、中期貸出制度(MLF)の金利を据え置いたことから、LPRも現状維持が予想されていた。

1年物LPRCNYLPR1Y=CFXSは4.15%、5年物CNYLPR5Y=CFXSは4.80%と、それぞれ前月から据え置きとなった。

ロイター調査では、回答者53人の約74%が1年物LPRの据え置きを予想していた。

人民銀は今月、MLFを通じて2回の資金供給を実施したが、いずれのオペでも1年物金利を3.25%に据え置いた。

みずほ証券(香港)のエコノミスト、セリーナ・チョウ氏は、中国政府は中小企業の借り入れコスト引き下げに取り組むと表明しているが、LPR引き下げが「万能薬」になるとは思えないとの見方を示した。

人民銀が四半期ごとに公表している銀行の平均貸出金利は高止まりしており、今年第1─第3・四半期に5ベーシスポイント(bp)上昇したと指摘。同期間に短期金融市場で見られた金利低下と対照的だと述べた。

そのうえで、こうした金利差の拡大は銀行の資金調達コストと実体経済の乖離を反映しているとし、金融政策の波及を早急に改善する必要性を浮き彫りにしていると述べた。

ただ、チョウ氏は人民銀が来年もやや緩和的な政策スタンスを維持すると予想。預金準備率は100ベーシスポイント(bp)、MLF金利は10bp引き下げられると見込む。

中国では1月下旬の春節(旧正月)休暇に最大2兆8000億元の流動性不足が生じるとみられているため、人民銀は、市中銀行から強制的に預かる資金の比率である預金準備率を早ければ1月に引き下げる可能性があるとアナリストらは指摘する。

キャピタル・エコノミクス(シンガポール)の中国担当シニアエコノミスト、 ジュリアン・エバンズ・プリチャード氏は、LPR据え置きの決定は緩和サイクルの一時休止を意味しており、終了ではないと分析。

「企業財務が一段と圧迫され、経済活動が20年上半期にさらに冷え込むとみられているため、人民銀は遠くない将来に利下げペースを加速させる」と予想した。

同氏は来年、LPRが50bp引き下げられると見込む。

人民銀は8月にLPRの算出メカニズムを見直し、MLF金利に緩く連動させた。

*内容を追加して再送します。

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