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ペロシ米下院議長「台湾見捨てず」、蔡総統は謝意

 8月3日、ペロシ米下院議長は、台湾の蔡英文総統と会談し、自身の訪台は米国が台湾を見捨てないことを明確に示すものだと伝えた。提供写真(2022年 ロイター/Taiwan Presidential Office)

[台北 3日 ロイター] - ペロシ米下院議長は3日、台湾の蔡英文総統と会談し、自身の訪台は米国が台湾を見捨てないことを明確に示すものだと伝えた。

米国が台湾と団結することがこれまで以上に重要になっているとし、台湾と世界の民主主義を守るという米国の決意は揺るぎないと語った。

蔡総統はペロシ氏が重要な時期に台湾を支援する具体的な行動を取ったと謝意を表明。軍事的脅威が高まっているが、台湾は引き下がらないと述べた。ペロシ氏は台湾の最も献身的な友人の一人であり、国際社会での揺るぎない支持に感謝するとも発言。台湾は信頼の置ける米国のパートナーであり、安全保障、経済発展、サプライチェーンの分野で引き続き米国との協力を強化していくと述べた。

ペロシ氏は蔡総統との合同記者会見で、台湾が常に安全保障面で自由を保持していることを望むと発言。

「一つの中国」の原則は尊重しつつも、米国の台湾との連携はかつてないほど重要との認識を示した。米国は現状を支持しており、力によって台湾に何かが起こることを望んでいないと述べた。

今回の訪台で台湾が直面する経済的な結果について問われると、米国の半導体産業支援法で米台の経済的交流が一段と拡大するとした。

蔡氏は、台湾海峡の現状維持にコミットしていると強調。ペロシ氏訪台を受け行われた中国の軍事演習について、不要な反応だとした。

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