[4日 ロイター] - 米ロックバンド「ニルヴァーナ」の1991年のヒットアルバム「ネヴァーマインド」でジャケットモデルになった男性が、乳児期に裸の写真を使用されたのは性的搾取に当たるとして提訴した裁判で、ロサンゼルスの連邦地裁は3日、男性の訴えを退けた。
被告側の訴え棄却の申し立てに対し、原告のスペンサー・エルデン氏が期限までに対応しなかったという。一方、地裁は原告に対し、13日までに訴えを修正する猶予も与えた。
原告側の弁護士からコメントは得られていない。
原告は昨年8月に訴えを起こし、「被告らは意図的に原告の児童ポルノを商業的に販売し、画像のショッキングな内容を利用して、原告を犠牲にして自らとその音楽を宣伝した」と主張。ユニバーサルミュージック、写真家、ニルヴァーナのメンバーらにそれぞれ15万ドルの賠償金を支払うよう求めていた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」