May 13, 2019 / 6:38 AM / 9 days ago

「アンネの日記」新版発刊、本人が望んだ内容に一段と近く

 ユダヤ人の少女アンネ・フランクがナチスの強制収容所に送られる前の日記が、未完成の原稿により近い形の新版として11日に出版される。写真は2010年4月28日、アムステルダムの博物館「アンネ・フランクの家」で撮影した日記(2019年 ロイター/Cris Toala Olivares)

[ベルリン 10日 ロイター] - ユダヤ人の少女アンネ・フランクがナチスの強制収容所に送られる前の日記が、未完成の原稿により近い形の新版として11日に出版される。

アンネは第二次大戦中、ナチスの迫害を逃れてオランダのアムステルダムの隠れ家で家族とともに暮らしていたが、1944年に見つかり、45年にベルゲン・ベルゼン強制収容所で死去した。15歳だった。

日記の初版はアンネの死去から2年後に出版され、75年を経た現在も世界で読まれている。

ナチスによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の生存者で、フランク一家を知るローリーン・ヌスバウムさん(91)は、ベルリンで行われた出版発表の際ロイターテレビに対し、今回の新版はアンネが当初発行を望んだ内容だと述べた。ヌスバウムさんは、一家がアムステルダムに住んでいた時期に交流があり、アンネとは近しい友達ではなかったものの1941年に一緒に劇の練習をしたという。

アンネは、2つの日記を残している。1つはオリジナルの内容で、もう1つは、戦争記録のために日記やその他の文書が収集されるという計画を知った後に作成した修正版だ。

ヌスバウムさんによると、1947年以降に出版されたものはアンネの父親が作成したもので「オリジナル版と修正版の内容が混じっている」という。

新版のタイトルは、架空の友人に向けた「Liebe Kitty(親愛なるキティーへ)」となっており、ドイツ、オーストリアとスイスで発行される。

一家が住んだ隠れ家を利用した博物館「アンネ・フランクの家」は、「作家になりたかった少女」の未完の直筆原稿であり、本人による「創造的・文学的な選択」と説明。「読み手をアンネに一段と近づけるものとなった」としている。

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