［２２日 ロイター］ - 米ニューヨーク州バッファローに本店を置く地方銀行Ｍ＆Ｔバンクは２２日、ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャルを約７６億ドルで買収することで合意したと発表した。
統合後は国内１２州で１１００を超える支店とＡＴＭ２０００台超のネットワークを持つ地銀となり、資産は約２０００億ドルとなる。
買収は全額を株式交換で行い、ピープルズ・ユナイテッドの株主は保有１株当たりＭ＆Ｔ普通株０．１１８株を受け取る。ピープルズ・ユナイテッドの１９日終値で試算すると、１３％の上乗せとなる。
ピープルズ・ユナイテッドのジャック・バーンズ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「より大規模な取引ネットワークや一段と幅広いサービスへのアクセスを顧客に提供できるようになる」と述べた。
ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル傘下のピープルズ・ユナイテッド・バンクは、４００超のリテール拠点を通じて法人・個人向け銀行サービスを提供している。
Ｍ＆Ｔバンクは、統合により２０２３年の１株利益が１０─１２％押し上げられ、年間約３億３０００万ドルのコスト削減につながるとの見方を示した。
手続きは２０２１年第４・四半期に完了する見通し。
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