April 24, 2019 / 5:38 AM / a month ago

中国人民銀、TMLF通じ2674億元供給 広範な緩和措置は見送り

[上海 24日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は24日、1年物の「標的型中期貸出制度(TMLF)」を通じて、一部の商業銀行に2674億元(398億ドル)を供給した。

 4月24日、中国人民銀行(中央銀行)は、1年物の「標的型中期貸出制度(TMLF)」を通じて、一部の商業銀行に2674億元(398億ドル)を供給した。写真は北京の同行本店前で昨年9月に撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

資金繰りの厳しい中小企業向けの融資を促すことが狙い。

中国経済には最近、改善の兆しが出ており、人民銀行は広範な金融緩和措置を見送っている。

1年物TMLF金利は3.15%に据え置いた。「中期貸出制度(MLF)」の金利を15ベーシスポイント(bp)下回っている。

人民銀行は昨年12月、資金繰りの厳しい中小企業向けの融資を促すため、TMLFを導入すると発表。先週の市場では、人民銀行が2回目のTMLFの実施を準備しているとの観測が浮上していた。

複数の関係筋によると、人民銀行は、第1・四半期の国内総生産(GDP)統計が予想を上回ったことを受けて、預金準備率の引き下げを急がない方針。緩和バイアスは維持するが、今年の預金準備率の引き下げ余地は低下したと判断しているという。

人民銀行は過去1年で預金準備率を5回引き下げた。直近では1月に引き下げている。

人民銀行は、経済への資金供給が増え過ぎれば、バブルの再燃につながりかねないとも懸念。政策手段を温存しておきたいと考えていくという。

中国建設銀行(アジア)の為替・金利ストラテジスト、Stephen Chiu氏は「(TMLFは)追加の金融緩和観測を市場に広めたくないという人民銀行の最近の姿勢にマッチしている」と指摘。

ウエストパックのアジア・マクロ戦略担当トップ、Frances Cheung氏は「市場では、緩和縮小や引き締めに対する懸念まで出ているが、マクロ経済は、金融政策スタンスのタカ派への転換を正当化できるものではない。底入れの初期の兆しが出てきただけだ」と述べた。

同氏によると、MLFが期限を迎えた際に人民銀行がどう対応するかは依然として不透明。5月と6月には合計8190億元のMLFが期限を迎える。

人民銀行は先週、1年物MLFを通じて2000億元を供給した。期日を迎えたMLFは3665億元だった。

人民銀行は、この日のリバースレポ実施を見送ると表明した。この日に期日を向けた7日物リバースレポは1600億元。この日の供給額はネットで1074億元となった。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below