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アックマン氏、SPACの合併先なお模索中 2件目の上場も視野

[ボストン 29日 ロイター] - 著名投資家ウィリアム・アックマン氏は29日、特別買収目的会社(SPAC)「パーシング・スクエア・トンチン・ホールディングス(PSTH)」の合併先について、まだ発表することはないと明らかにした。

 3月29日、著名投資家ウィリアム・アックマン氏(写真)は、特別買収目的会社(SPAC)「パーシング・スクエア・トンチン・ホールディングス(PSTH)」の合併先について、まだ発表することはないと明らかにした。ニューヨークで2017年5月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

アックマン氏は昨年終盤、今年の第1・四半期末までに合併先について発表する可能性があるとしていた。

アックマン氏のSPACは昨年40億ドルを調達。史上最大のSPACとなった。

アックマン氏はリポートで「立ち上げから8カ月になるが、PSTHへの投資は現在の株価水準でさえ、かなり魅力的な長期リターンを生み出すと引き続き確信している」と述べた。

その上で「今四半期末までに(買収・合併)案件を発表できると考えていたが、そのような状況にはない」とした。

同氏が運用する旗艦ヘッジファンドの今年のリターンは現時点でプラス5.9%。昨年のリターンはプラス70.2%だった。

上場するSPACと合併することで、未公開企業は従来型の新規株式公開(IPO)を行わずに短期間で上場できる。

ロイターは昨年、PSTHが民泊仲介大手の米エアビーアンドビーと合併協議を行ったと報じたが、エアビーは最終的に従来のIPOを選択した。

アックマン氏のチームは昨年の規制当局へのIPO申請書類で、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)による金融市場や企業業績への影響がIPO市場全般の制約要因になる見込みだと指摘。こうした状況が、自身のSPACに機会をもたらすとしていた。

しかし、IPO市場は早期に回復し2000年以来の活況となっており、SPACの上場も記録的なペースで相次ぎ、競争が激化している。

アックマン氏はPSTHの合併完了後に2つ目のSPACのIPOを目指す可能性に言及した。

PSTHは2022年7月21日までに合併で合意する必要がある。その後、手続き完了に6カ月間の猶予が与えられる。期間内に合併できなければ、資金は投資家に返還される。

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