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ブラジル、ペトロブラスCEOを更迭 燃料価格巡り大統領と対立

[リオデジャネイロ 19日 ロイター] - ブラジル政府は19日遅く、国営石油大手ペトロブラスの最高経営責任者(CEO)にシルバエルナ元国防相を任命すると発表した。ロベルト・カステロ・ブランコ現CEOは燃料価格引き上げを巡りボルソナロ大統領との対立が表面化しており、事実上の更迭となる。

2月19日、ブラジル政府は、国営石油大手ペトロブラスの最高経営責任者(CEO)にシルバエルナ元国防相を任命すると発表した。写真はロベルト・カステロ・ブランコ現CEO。サンパウロの証券取引所え2019年7月撮影(2021年 ロイター/Amanda Perobelli)

シルバエルナ氏は退役陸軍大将で、石油・ガス業界での経験はない。ブランコCEOは不良資産の売却や債務圧縮などの取り組みで投資家の支持を受けてきた。燃料価格を巡る政府との対立でペトロブラスCEOを辞めさせられるのは同氏がこの3年で2人目。

ブランコCEOは通貨安や世界的な原油価格の高騰を受けディーゼルを含む燃料の値上げを主張してきた。

同社は2月5日以降、値上げを行っている。同社はここ数年で市場を重視し、政治の影響を抑えた経営方針にシフトしてきたが、ブランコ氏の交代を受けて経営陣が大幅に刷新される可能性がある。

同社経営陣に近い3人の関係者は19日、ロイターに対し、上級管理職がCEO交代に抗議するために一斉辞任を検討していると明らかにした。

ペトロブラスは発表文で、CEO交代案について鉱業・エネルギー省から通知を受けたとし、臨時株主総会を開くよう要請があったと明らかにした。

定例取締役会は23日に予定されている。

大半の取締役はブランコCEOに忠誠を保ってきたが、同時に政府が指名した取締役が過半数を占めているため、CEO交代は波乱含みとなる可能性がある。

UBSのアナリストは、ペトロブラスは今年、創業67年目で、CEOが後退すれば39人目となるため、1年半のペースでCEOが変わっていることになると指摘。

支配株主である政府が、同社の問題の原因は経営陣ではなく、上からの戦略に一貫性がないことだと理解しない限り問題は残るとし、「世界はよりクリーンなエネルギー・ミックスに転換しつつあるのに、ブラジルではディーゼル燃料の利用者への補助金が検討されている」ことが問題だと述べた。

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