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ファイザーのコロナ経口薬「パクスロビド」、FDAが承認

米食品医薬品局(FDA)は25日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイウルス感染症の経口抗ウイルス薬「パクスロビド」について、重症化リスクの高い成人を対象とする使用を完全承認した。写真は、ファイザーのロゴ。2020年11月9日にNYで撮影。(2023年 ロイター/Carlo Allegri)

[25日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は25日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイウルス感染症の経口抗ウイルス薬「パクスロビド」について、重症化リスクの高い成人を対象とする使用を完全承認した。米政府による供給が減少した後、ファイザーが同薬を市場価格で販売する道が開かれた。

パクスロビドはFDAが2021年遅くに緊急使用を認めた。

米当局者は、通常の市場での販売に移行する前に、ファイザーから調達したパクスロビドの在庫の大半を消化する計画を明らかにしてきた。現在、同薬は米国内の薬局で無料で入手できる。

連邦政府のデータによると、5月21日時点で約1400万コースが配布され、このうち900万コース強が投与された。

ファイザー広報担当はパクスロビドの新価格を発表する計画はないと述べた。同社は声明で、米政府が今後も配布を監督し、対象となる人は引き続き無料で入手できると説明した。完全承認によって同社はパクスロビドの販売促進活動を拡大できる。

ファイザーはこれまで米政府に約2400万コースを1コース当たり約530ドルで販売している。

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