January 4, 2019 / 3:12 AM / 3 months ago

写真が語る2018年:難破した移民ボートで唯一生き残った女性

 写真は7月17日、地中海で難破した移民ボートの唯一の生存者として救助されたカメルーンの移民女性は、強いショック状態にあった(2019年 ロイター/Juan Medina)

[13日 ロイター] - 移民ボートが地中海で難破。唯一の生存者として救助されたカメルーンの移民女性は強いショック状態にあった。2018年を象徴する写真について、ロイター・カメラマンが撮影当時の様子を語る。

撮影したカメラマン:Juan Medina

7月17日、われわれを乗せたスペインの慈善団体「プロアクテイバ・オープン・アームズ」の救助船は地中海で、難破したいかだを発見した。そこでは女性が懸命に手を振っていた。少なくとも生存者がいると分かったが、すぐに、彼女が唯一の生存者であることを知った。

厚板としぼんだゴムの下に、縦じま模様のTシャツとズボン姿の女性の遺体がうつ伏せで置かれていた。死後しばらく時間が経過していた。4歳の男児の遺体もあった。救助ボートの医師たちによると、死後数時間しかたっていないという。

生存者の女性は強いショック状態にあり、医師の治療を受けた。ジョセファとだけ名乗り、カメルーンから来たと話した。

昨夜は難破したいかだにつかまって、賛美歌を口ずさみ、助けがくるよう祈っていたと彼女は医師たちに語った。彼女自身や、いかだに同乗していた他の人たちについて、他には何も語らなかった。いかだがどうして難破したのかについても言わなかった。

救助隊員は2人の遺体をデッキに移動し、覆いをかけ、氷を当てた。悲しみと無力感に襲われたが、同時にジョセファさんの生存が確認できたことはうれしかった。あと数時間発見が遅れたら、彼女も命を落としていたかもしれない。

この救助船に同乗した29日間で、われわれは2人を救助した。1973年に製造され、退役したこのタグボートは、欧州に渡ろうとする移民を救助するため、リビア沿岸沖の地中海をパトロールしていた。

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