January 5, 2019 / 10:58 PM / in 9 months

写真が語る2018年:ベネズエラ拘置所火災で悲嘆にくれる家族

[13日 ロイター] - 過密状態にあるベネズエラの拘置所内で暴動が起き、火災が発生。心配して拘置所前に集まった囚人の家族の中に、強烈な嘆きのあまり警察に抑えられている女性がいた。2018年を象徴する写真について、ロイター・カメラマンが撮影当時の様子を語る。

 写真は3月28日、過密状態にあるベネズエラの拘置所内で暴動が起き、火災が発生。心配して拘置所前に集まった囚人の家族の中に、強烈な嘆きのあまり警察に抑えられている女性がいた(2019年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

撮影したカメラマン:Carlos Garcia Rawlins

3月28日、ベネズエラ北部バレンシアの拘置所内で暴動が起き、火災が発生したと聞いたとき、大惨事になるかもしれないと思った。この国の収容施設はみな、過剰収容の状態だからだ。

死者が数十人に上るとのうわさが立ち、大切な人の安否を知ろうと集まった数百人の間には、絶望的な空気が漂っていた。少し前に衝突が起き、警察が催涙ガスを使って家族を追い払っていた。

警官たちは人々に最新の情報を提供しようとしたが、公式な発表はなかった。人々は収容施設にいる身内について何か聞き及ぶと、反応はたちまち群集に広がった。

通り中で人々は泣き叫んだり、倒れこんだりしていた。女性のつんざくような叫び声が聞こえたとき、私は道の反対側にいた。

人々をかき分けて急ぐと、この女性が見えた。人々は、嘆き悲しむ女性の周囲にスペースをつくり、慰めようとしていた。

彼女の嘆きはあまりにも強烈で、写真を撮るのが難しい場面だった。彼女はほとんど私に気づかなかったと思う。

当局はその後、収容者を訪問していた女性2人を含む68人が死亡したと発表した。

その翌日、亡くなった何人かの葬式を取材して歩いた。

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