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キーストーン・パイプライン停止、カンザス州で原油1.4万バレル流出

 12月8日、カナダのTCエナジーは、同国の原油を米国の精製施設に輸送する「キーストーン・パイプライン」の稼働を止めたと発表した。写真は同社のロゴ。2021年12月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[8日 ロイター] - カナダのTCエナジーは8日、同国の原油を米国の精製施設に輸送する「キーストーン・パイプライン」の稼働を止めたと発表した。米カンザス州の川に1万4000バレル超の原油が流出する事故が発生したためで、再開時期は未定。

米運輸省傘下のパイプライン・有害物質安全局(PHMSA)によると、米国での流出規模としては2013年10月以来の大きさという。

キーストーン・パイプラインでは10年6月の操業開始以降、数千バレル規模の流出がこれまでに2件起きている。

同パイプラインはカナダのアルバータ州から米中西部とメキシコ湾岸の精製施設に原油を輸送する重要なルートとなっている。輸送量は日量62万2000バレル。

TCエナジーによると、警報が鳴ってパイプラインの内圧が低下したことを受け、現地時間7日午後8時ごろに停止措置を講じた。「封じ込めブーム」を使って原油流出拡大を防いでいるという。

米環境保護局(EPA)は、飲料用の井戸や周辺住民への被害はないと明らかにした。8日夜の時点で原因は依然として分かっておらず、TCエナジーが約100人を動員して対応に当たっておりEPAも調整官2人を派遣した。

関係筋によると、TCエナジーは稼働停止を受け「フォース・マジュール(不可抗力)」を宣言した。TCはコメント要請に応じていない。

RBCのアナリスト、ロバート・クワン氏は、過去の例では稼働停止は一般的に2週間程度だが、今回は水域に関わるため、より長く続く可能性があると指摘した。

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