November 22, 2018 / 5:09 AM / 22 days ago

「イオン風」使うエンジン要らずの小型機、米MITが試験飛行

 11月21日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の技術者チームが、学内の体育館内で、エンジンや化石燃料でなく、「イオン風」の推力を使ってほぼ無音で飛ぶ小型機の試験飛行に初めて成功したと発表した。提供写真(2018年 ロイター/Steven Barrett)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米マサチューセッツ工科大学(MIT)の技術者チームが21日、学内の体育館内で、エンジンや化石燃料でなく、「イオン風」の推力を使ってほぼ無音で飛ぶ小型機の試験飛行に初めて成功したと発表した。

試験機は「Version 2 EAD Airframe」(V2)と名づけられ、重さ2.45キロ、全幅5メートル。米SFドラマ「スタートレック」に登場した宇宙船に着想したという。

前部にあるエミッターと呼ばれるフィラメント付近で電界を作り、発生したプラスイオンをコレクターと呼ばれる別の部位のマイナスイオンに引き寄せさせ、その際の移動で生じる空気分子との衝突でエネルギーが発生。この「イオン風」が機体の推進力になる仕組み。

技術者らは、V2は非効率的で制限があると認めながらも、スタートレックからこの仕組みを発想して研究を率いる航空宇宙エンジニア、スティーブン・バレット氏は、「過剰に売り込まないよう心がけているが、ここには本当にわくわくする可能性が存在する」と述べた。そのうえで、数年以内にほぼ無音の小型無人機(ドローン)として実用化する可能性に言及した。

試験飛行は11回行われており、2メートル弱の高さで約60メートルの飛行に成功している。

研究は、科学誌ネイチャーに掲載された。   

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