[13日 ロイター] - フィリピンのバヤーナンで、環境保護と国民への食糧提供を目的に、コメとプラスチックごみの交換プログラムが開始された。
住民はプラごみ2キロにつき、政府からコメ1キロがもらえる。ごみは政府に送られ、適切にリサイクル・処分される。
ここでは、コメ1キロの価格が約0.7ドル(76円)。貧困率の高い国では多くの人にとって高価だ。
住民のベロニカ・ドロリコさんは「私たちの周りは本当に汚い。外を歩く時は、道のプラごみをできるだけ拾っている。いとこが『ごみをまた集めて、どうするのか。放っておけばいい』と言うので、『そんなこと言わないで。この辺りのごみは目に余る』と答えた。
フィリピンではプラスチック廃棄物の81%が適切に管理されておらず、プラごみ汚染への対処が不十分な国として世界でワースト3位にランクされている。