[ワルシャワ 29日 ロイター] - ポーランド西部のDeszczno地域で長年にわたり放し飼いされている180頭の牛の群れについて、動物愛護団体など全国から殺処分でなく救済を求める声が上がり、ぎりぎりで処分が回避される運びとなった。
獣医担当当局者は今月、この群れが健康と安全の面で危険と宣言。動物愛護活動家らは、より人道的な解決の可能性があるのに殺処分命令は非道と反発していた。
国営通信PAPによると、アルダノフスキ農業・農村開発相は29日、「Deszczno地域の牛たちは、殺処分とならない。代わりに、国営農場で隔離される」と述べた。
殺処分の「執行猶予」が決まる前、ドゥダ大統領も「ハッピーな解決法」を呼びかけて処分の回避を支持。ツイッターに、「欧州連合(EU)の規則では殺処分が求められているが、(解決法)が見つかると確信している」と投稿していた。
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