[11日 ロイター] - スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームは、ザクロに含まれるエラジタンニンが体内の細菌によって分解されウロリシンAに変化すると、アンチエイジング効果が生じるとのリポートを発表した。ネーチャー・メディスン誌に掲載された。
実験では、ウロリシンAを高齢のマウスに与えたところ、ランニングの持久力が平均42%向上したという。
研究チームは、EPFLのアービッシャー学長が共同設立したバイオテクノロジー会社アマゼンティスと協力し、筋力増強と抗加齢作用のある栄養補助剤の開発に取り組んでおり、来年には最初の臨床実験結果が得られる予定だという。
校長は「ウロリシンAの効能を解読する研究は、筋肉の抗加齢作用の分野が有望だと考える。これは完全に自然な物質であり、効果が大きく計測も可能だ」と述べた。
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