[ワシントン/ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 17日 ロイター] - 米政府高官は17日、次期国務長官に指名されているポンペオ中央情報局(CIA)長官がイースターの週末に北朝鮮を訪れ、金正恩朝鮮労働党委員長と会談したと明らかにした。
ポンペオ氏の訪朝について説明を受けたこの高官によると、会談を受けてトランプ大統領は、北朝鮮との建設的な協議が可能だとの考えを強めたものの、そうした協議は決して保証されていないという。
トランプ大統領はこの日、米朝首脳会談に向けて米国が北朝鮮と「極めてハイレベル」の直接対話を行ったことを明らかにした。大統領自身が金委員長と直接対話したことを示唆して混乱を招いたが、その後「(対話は)最高レベルではない」と説明した。
サンダース大統領報道官も、トランプ大統領自身が金委員長と直接対話したわけではないことを明確にした。ポンペオ氏についてはコメントを控えた。
ポンペオ氏の訪朝は、2014年のクラッパー国家情報長官(当時)以来、最もハイレベルとなる。
トランプ大統領はこの日、米朝首脳会談の開催地として5カ所を検討していることも明らかにし、その5カ所に米国は含まれていないとした。
米当局者は、東南アジアや欧州での開催が検討されていると話した。
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