August 21, 2018 / 6:36 AM / 3 months ago

性的虐待撲滅に協力を、ローマ法王が異例の全信者宛て書簡

 8月20日、ローマ法王フランシスコは、複数の国で聖職者による性的虐待問題が起きている事態を受け、全カトリック信者に宛てた異例の書簡を発表し、「この死の文化」の撲滅を助けてほしいと呼びかけるとともに、今後一切、隠蔽行為はないと誓約した。写真は7月撮影(2018年 ロイター/Tony Gentile)

[バチカン市 20日 ロイター] - ローマ法王フランシスコは20日、複数の国で聖職者による性的虐待問題が起きている事態を受け、全カトリック信者に宛てた異例の書簡を発表した。一人一人に対し、「この死の文化」の撲滅を助けてほしいと呼びかけるとともに、今後一切、隠蔽行為はないと誓約した。

書簡はきわめて私的な位置づけ。教会用語で全信者を表す「神の民」に宛てられ、共に危機に向き合い、教会の分裂を回避するよう呼びかけた。

未成年者に対する性的虐待の問題は、米国、チリ、オーストラリア、アイルランドなどで表面化し、動揺が広がっている。

ローマ法王庁(バチカン)によると、ローマ法王が全世界12億人の信者に当ててこの問題に関する書簡を発表するのは初のケース。これまでの書簡は、司教や、個々の国の熱心な信者に宛てられていた。

法王は、「われわれは、このような傷はけっして癒えないこと、またわれわれに対し、この残虐行為を糾弾し、この死の文化の撲滅のため力を合わせるよう求められていることを認識した」と述べた。また、「われわれは教会的共同体として 、目指すべき地点にいなかったこと、これほど多くの命に対してなされた被害の大きさと重さを認識して時宜に適った行動を取ってこなかったことを、恥と改悛とともに認める。われわれは小さな人々に注意を払わず、見捨ててきた」と述べた。

一方、犠牲者の人権擁護関係者らは失望を表明。世界の聖職者の性的虐待問題を追跡している団体の幹部は、「言葉を減らし、行動を増やすべき。(法王は)性的虐待を可能にしてきたことが知られている司教や上位宗教者に対する有効な修養プロセスを打ち出す必要がある」と述べた。

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