[バチカン市 17日 ロイター] - ローマ法王フランシスコは、カトリック教会が定めた2019年「貧しい人のための世界祈願日」の17日、ホームレスや貧困者ら1500人を招いて昼食会を行った。
昼食会は法王自身も参加してバチカンのホールで開かれ、メニューにはラザニア、鶏肉のマッシュルームソースのクリーム和え、ジャガイモ、スイーツ、果物、コーヒーが供された。
招待者らは、日ごろ支援を行っている慈善団体のボランティアらの手で来場した。
先週には、サン・ピエトロ広場に移動診療所が設置され、週を通してボランティアの医師らが困窮者に無料で専門的な医療処置を提供した。一般的な処置は、やはり法王の意向で年間を通して近くで提供されている。
法王は、これより先にサン・ピエトロ広場で行ったローマの貧困者のためのミサで、より豊かな人は貧困者に対して「いらだたしい」と感じるべきではなく、可能なかぎり助けるべきと講話。「キリスト者である自分には、少なくとも1人の貧しい友人がいるだろうか」と自問するよう呼びかけた。