November 30, 2018 / 2:59 AM / 12 days ago

小石で模様描く「ポルトガル式歩道」、継承者不足で危機に直面

 11月29日、ポルトガルで有名な、小石を敷き詰めて模様を描き出した伝統の「ポルトガル式歩道」が、衰退の危機に直面している。舗装職人の賃金が低く、若者から敬遠されているためだ。写真は、同国首都リスボンで歩道を修繕する舗装職人のジョルジ・デュアルテさん(中央)、21日撮影(2018年 ロイター/Rafael Marchante)

[リスボン 29日 ロイター] - ポルトガルで有名な、小石を敷き詰めて模様を描き出した伝統の「ポルトガル式歩道」が、衰退の危機に直面している。舗装職人の賃金が低く、若者から敬遠されているためだ。

白や黒の小石で波や幾何学模様を作る伝統技術は、15世紀までさかのぼる。同国の植民地だったリオデジャネイロやマカオにも輸出されていた。

首都リスボンには、この技術を専門的に教える唯一の学校がある。ここで指導に携わっている舗装職人のジョルジ・デュアルテさん(56)は、若者の関心を引く水準まで賃金が引き上げられない限り、伝統は廃れてしまうと危惧。

「わたしはこの仕事を愛している。美しい職業であり、いかに難しい作業か人々は分かっていない」と話し、「まだ時間はあるが、無視し続けていたら消滅してしまうだろう」と警告した。

歴史学者のテレサ・ゴウベイア氏によると、リスボンにあるポルトガル式歩道の舗装職人は、18世紀に400人いたが、現在では10人に減少。リスボン市が雇用している舗装職人の大半は毎月、最低賃金となる580ユーロ(約7万5000円)しか支給されていない。

観光客の間でリスボンに対する人気が高まる中、同氏は美しい歩道について「リスボンのブランドであり、街に魅力を与えている」と述べた。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below