[ソウル 25日 ロイター] - 韓国の鉄鋼大手ポスコが25日発表した第3・四半期決算は、中国の供給制限による価格上昇を背景に、営業利益が四半期ベースの最高となった。
連結営業利益は3兆1000億ウォン(26億3000万ドル)と、同社が先に出した見通しと一致した。前年同期の6670億ウォンと比べて大幅増となった。
売上高は45%増の20兆6000億ウォン。
2021年通年の売上高見通しは66兆4000億ウォンから74兆1000億ウォンに引き上げた。需給逼迫が今年いっぱい続くと見込む。
同社の株価は決算発表後、1.3%上昇した。
中国の9月の粗鋼生産は、2018年12月以来の低水準となった。電力不足と環境対策で生産が低迷した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」