[8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は8日、ケイトー研究所で行われた金融政策に関する討論会に出席した。発言要旨は以下の通り。
*インフレに対し直ちに、強力に行動する必要
*仕事をやり遂げるまで、続ける必要
*FRBには物価安定達成の責務がある
*インフレが目標を上回る期間が長引くほど、リスクが高まる
*歴史は時期尚早の緩和を警告している
*政治的配慮に影響されず
*FRBの責務のみに専念
*非常に重要となるインフレ期待は引き続き十分に抑制されている
*FRB、インフレ期待を確実に固定することにコミット
*労働市場における需要は依然として極めて強い
*賃金は高水準で推移
*FRBの政策によって、トレンドを下回る成長率の達成と労働市場の均衡改善が可能
*直近の雇用統計で示された労働参加率の上昇は朗報
*名目所得目標を検討したが、正しい方法とは考えない
*FRBの二大責務は有益かつ機能可能
*二大責務は対立していない
*単一の責務に移行する状況は想定していない
*中期的に2つの目標を達成できる
*現行の責務を狭めるもしくは広げることいずれも望んでいない
*FRBに与えられた責務に徹することが重要
*現在のバランスシート運営の枠組みは良好
*中央銀行デジタル通貨(CBDC)について何も決定していない
*CBDCの評価プロセスは時間要する
*CBDC巡り、プライバシー保護が極めて重要
*CBDCの可能性に関するトレードオフおよび課題を精査することがFRBの役割
*「マネー」とされる物には規制が必要
*連邦財政政策、持続可能な道筋にはない
*FRBはインフレに関する責務をやり遂げ、継続する必要
*FRBは高い不確実性の下で常に金融政策を決定している
*適切な金融政策の決定が非常に重要
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」