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天然ガス高騰、欧州経済不安定化招く恐れ=ロシアのガスプロム

[サンクトペテルブルク(ロシア) 7日 ロイター] - ロシア国営天然ガス企業ガスプロムの輸出部門トップは7日、欧州の天然ガス価格高騰は域内経済の不安定化を招く恐れがあると指摘し、生産者と消費者の協力が市場の均衡確保につながる可能性があるとの見方を示した。

ガス価格は今年、800%超急騰しており、インフレ高進や冬季のエネルギー不足について懸念が出ている。ロシアのプーチン大統領は6日に欧州へのガス供給を拡大すると表明し、市場では懸念がやや和らいだ。

ロシアはまた、欧州側がガスプロムに好ましい長期契約よりもスポット市場での調達を優先したため、生産量や価格の影響を受けやすくなったと批判した。

輸出部門ガスプロム・エクスポートのエレーナ・ブルミストロワ社長はフォーラムで「欧州スポット市場は現在、価格のボラティリティーが高く、買い手と売り手の両方を混乱させている。これは域内経済全体の不安定化を招くリスクをもたらしている」と述べた。

「欧州スポット市場は現在の需給状況だけを反映しており、長期的な均衡を提供する価格決定手段とはなっていない」とした。

プーチン氏は6日、ロシア政府は天然ガス市場の混乱を望んでおらず、欧州のガス現物の買い手も利用するサンクトペテルブルクの取引所でロシアが売りに出すガスを増やすべきとの認識を示した。国内のガス貯蔵計画に悪影響が出ないことがスポット市場への供給拡大の条件になるとも述べた。

ガスプロムの幹部によると、同社は11月1日までに国内貯蔵施設で在庫の充填を終える計画。

欧州の一部の政治家は、ロシアが価格抑制に十分な量の供給を意図的に控えていると批判。ロシアはこのような批判を一蹴し、輸出は過去最高水準近くまで増えていると主張している。

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