October 1, 2018 / 6:14 AM / 15 days ago

焦点:2018年第3四半期、米国株と原油相場が大きく上昇

[ロンドン 27日 ロイター] - 2018年第3・四半期は米国株と原油相場が大きく上昇した一方、貿易摩擦や新興国市場の危機、中央銀行の金融引き締めを背景に、他の資産は一部が弱気相場に転じた。

 9月27日、2018年第3・四半期は米国株と原油相場が大きく上昇した一方、貿易摩擦や新興国市場の危機、中央銀行の金融引き締めを背景に、他の資産は一部が弱気相場に転じた。NY証券取引所で21日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

北海ブレント原油先物LCOc1は第3・四半期に3%上昇、年初来では22%上がった。米国のイランに対する制裁により世界的に供給が減少するとの見通しが原油相場を押し上げた。

米国株のS&P総合500種指数.SPXは年初来で10%余り上昇。第3・四半期は7.7%上がった。過去最高値を更新するとともに、過去最長の強気相場となった。

47カ国の株式で構成されるMSCI世界株価指数.MIWD00000PUSは不安定な展開となったが、第3・四半期は米国株に押し上げられて4%上昇した。

主要6通貨に対するドル指数は第2・四半期に5%上昇した後、第3・四半期は伸び悩んだが、上昇基調を維持して新興国市場を圧迫し続けた。新興国市場では、ドルの上昇と米中貿易摩擦を背景に、トルコとアルゼンチンの通貨危機が打撃となった。

アルゼンチンペソARS=は年初来では50%急落、第3・四半期は27%下げた。トリコリラTRY=は第3・四半期は23.5%、年初来では37%それぞれ下落。ブラジルレアルBRL=は今年に入り16.8%値下がりした。南アフリカランドZAR=とインドルピーINR=、ロシアルーブルRUB=はいずれも今年、約12%安となっている。

MSCI新興国株価指数.MSCIEFは第3・四半期に1.7%低下、年初来では14.7%下げた。同指数は8月中旬、1月下旬以降で20%低下して弱気相場に突入したが、その後はいくらか持ち直している。

上海総合株価指数.SSEAは米中貿易摩擦が激化する中、年初来では20%下落、第3・四半期は5.5%値下がりした。

アビバ・インベスターズのシニアエコノミスト、スチュワート・ロバートソン氏は「第3・四半期には貿易摩擦を巡る懸念が強まった。こうした流れは、ほぼ間違いなく第4・四半期も続き、2019年に入っても多分、解消されないだろう」と述べた。

世界の経済成長の尺度となる銅CMCU3は、最大の輸入国である中国の需要が貿易戦争の影響で減退するとの見方から、第3・四半期に6.7%下落して弱気相場に入った。銅は年初来では14%値下がりした。

また金相場XAU=は第3・四半期に5.6%下げ、年初来では9%安となった。ドル高と好調な米経済が投資家をドル資産に引き寄せ、安産資産とされる金の相対的な魅力が低下したことが主因だ。

欧州の銀行株.SX7Eも今年、大きく値下がりして弱気相場に突入した。イタリアの銀行が保有するソブリン債や、同セクターのトルコ資産に対するエクスポージャーを巡る不安が、株価を圧迫している。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below