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豪カンタス、キャッシュフロー増加に転じる コスト削減加速へ

[シドニー 20日 ロイター] - 豪カンタス航空は20日、2020/21年度(6月30日まで)下半期にキャッシュフローが増加に転じ、債務が減少し始めていると明らかにした。新型コロナウイルス禍の克服に向けて新たなコスト削減策も発表した。

 豪カンタス航空は20日、2020/21年度(6月30日まで)下半期にキャッシュフローが増加に転じ、債務が減少し始めていると明らかにした。シドニーで昨年6月撮影(2021年 ロイター/LOREN ELLIOTT)

20/21年度の税引き前損益は、航空機の減損損失や解雇手当の支払いなどが響いて20億豪ドル(15億米ドル)超の赤字になる見通しとした。

ただ、通期の基礎的EBITDA(利払い・税・償却前損益)は4億─4億5000万豪ドルの黒字を見込んだ。

株価は序盤の取引で一時5%近く上昇した。

債務は2月に64億豪ドルまで拡大したのをピークに減少しており、国内の移動が正常に近い水準に回復する中、6月には60億5000万豪ドルを下回る見通しとした。

アラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は声明で「この危機を乗り切るために必要だった債務の面で前進を遂げたのは、事業がより持続可能な軌道にあることを示している」と述べた。

カンタスは2年間の賃金据え置きや旅行会社への手数料削減、国際線乗務員の希望退職募集など新たなコスト削減策も発表した。

豪政府が22年半ばまで幅広い国境再開を行わない方針を示したのを受け、同社はニュージーランド(NZ)路線を除く国際線の航空券販売を当初予定の今年10月から12月に先送りした。

国際線部門のキャッシュバーン(現金流出)は週当たり約300万豪ドルで、4月時点の500万豪ドルから減少した。NZとの隔離なし相互往来開始や堅調な貨物需要が寄与した。

国内線の運航は4─6月期にコロナ禍前の95%に回復し、来年度にはコロナ禍前の水準を上回ると予想した。

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