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豪カンタス、通年赤字が縮小 12月からの国際線再開を想定

 豪カンタス航空が8月26日発表した2021年度(6月終了)決算は、最終損失が前年から縮小した。また、新型コロナウイルスの世界的流行により運休している国際線について、ワクチン接種率が高い国向けの路線を12月から再開する準備を進めていると明らかにした。2020年3月、シドニーで撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 26日 ロイター] - 豪カンタス航空が26日発表した2021年度(6月終了)決算は、最終損失が前年から縮小した。また、新型コロナウイルスの世界的流行により運休している国際線について、ワクチン接種率が高い国向けの路線を12月から再開する準備を進めていると明らかにした。

12月半ばからの運航再開を想定しているのはシンガポール、日本、米国、英国などを目的地とする路線で、ニュージーランド便の再開も望んでいるとした。再開は政府の決定に左右されるとした。従来予想より1年早い22年半ばまでに、保有する欧州エアバスの超大型旅客機「A380」12機のうち、5機を米国便と英国便に復活させる。

ワクチン接種率が低いインドネシア、フィリピン、タイ、南アフリカなどを目的地とする路線の再開は早くても22年4月以降になるとの見通しを示した。

アラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、豪州に入国するワクチン接種完了者への隔離要件がどのようになるのかが「最大の不確定要因の1つ」だと指摘。ホテルで14日間の隔離が義務付けられれば旅行需要は極めて低くなり、それより短い隔離と追加検査が義務付けられ、自宅で隔離する選択肢も与えられるならば旅行者は大幅に増えるだろうと述べた。

豪政府は成人の80%がワクチン接種を完了していることを、国境封鎖の段階的解除の条件に設定している。現在、人口の半数以上がコロナ感染拡大を抑えるためのロックダウン(封鎖措置)の対象となっており、ワクチン接種完了者は30%強にとどまっている。ワクチンの供給が増えているため接種率は年内に80%に達し得るとの予想も出ている。

ジョイスCEOは接種率の目標を年内に達成し、将来的なロックダウンや国境封鎖の可能性が低下すれば、国内の航空需要は急増し、海外渡航も緩やかに回復すると予想した。

第3・四半期(22年1─3月)に国際線輸送能力が新型コロナウイルス流行前の30─40%まで回復し、第4・四半期には50─70%に達するとの見通しを示した。

21年度決算は、法定損失(純損失)が17億3000万豪ドル(12億6000万米ドル)と、前年の19億6000万豪ドルから縮小。

調整後の利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)は4億1000万豪ドルと、リフィニティブがまとめた市場予想と一致した。6月30日時点の流動性は38億豪ドルで、4月30日時点から2億豪ドル減少した。

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