[ドバイ 30日 ロイター] - カタール投資庁(QIA)がスイスの金融大手クレディ・スイス株式の保有比率を5.03%から4.84%に削減したことが、米証券取引所への提出書類でわかった。保有比率が低下した理由は明らかにされていない。
QIAは3000億ドルを運用するカタールの政府系ファンド。
QIAが保有比率を5%以下に引き下げたのは今回が初めてではない。2017年にも5%を下回ったことがあるが、1年後には5%超に引き上げている。
クレディ・スイスは、米アルケゴス・キャピタル・マネジメントや英金融サービス会社グリーンシル・キャピタルの破綻で多額の損失を被り、自社株買いの停止や減配、経営陣の刷新のほか、増資を行っている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」