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クアルコム、今期売上高見通しが予想上回る 1─3月も好調

[27日 ロイター] - 米半導体大手クアルコムが27日示した第3・四半期(4─6月)の売上高見通しは市場予想を上回った。合わせて発表した第2・四半期(3月27日まで)決算も、売上高と利益がそろって予想を超えた。見込まれるスマートフォン需要低迷の影響を補うため、自動車向け製品など携帯電話以外の成長分野に注力したことが奏功した。

 4月27日、米半導体大手クアルコムが示した第3・四半期(4─6月)の売上高見通しは市場予想を上回った。サンディエゴで2020年9月撮影(2022年 ロイター/Mike Blake)

引け後の時間外取引で、クアルコムの株価は約5%上昇した。

第3・四半期の売上高見通しは105億ドル─113億ドルとし、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の99億8000万ドルを上回った。

第2・四半期の売上高は過去最高に達した。調整後売上高は111億6000万ドルと、市場予想の106億ドルを上回った。

自動車向けチップの売上高は41%、インターネット・オブ・シングス(IoT)向けチップは61%それぞれ増加。主力の携帯電話向けチップの売上高も56%増加した。

特別項目を除く1株当たり利益は3.21ドル。市場予想は2.91ドルだった。

中国での新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)やウクライナでの戦争、インフレ高進により、携帯電話など電子機器の消費支出は抑制されているが、クアルコムは今のところ影響を受けていない。

クリスティアーノ・アモン最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、「中国市場はやや変化しているが、われわれは高級スマートフォン市場に注力しているため、あまり影響を受けていない」と語った。

調査会社カナリーズのアナリスト、Runar Bjørhovde氏は、サプライチェーン(供給網)の制約でスマホメーカーが収益性の高いハイエンド機に注力したいと考える一方で、消費者はインフレの影響などで安価な製品を求めるだろうと指摘。

最大の商機が生まれるのはミッドレンジ端末(300─800ドル)になるとし、クアルコムはこの市場で大きなシェアを握っており、優れたパートナーシップを築いているとの見方を示した。

また、エドワード・ジョーンズのアナリスト、ローガン・パーク氏は、クアルコムがアップル向けモデムチップ事業を失うことを見越してアンドロイド端末市場への依存を強めていると指摘。アンドロイドの高級スマホ市場はサムスン電子が主導しており、クアルコムにとり今後重要な顧客になるとの見通しを示した。

アモンCEOは決算会見で「サムスン電子との関係は強まる一方だ」と述べ、サムスンの最新旗艦機種「ギャラクシーS22」ではハイエンドチップの約75%がクアルコム製で、前機種での約40%から比率が高まったと指摘した。

同氏はまた、ロイターに対し、ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アームの新規株式公開(IPO)に参加することに前向きな姿勢を示した。

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