June 6, 2018 / 5:14 AM / 5 months ago

インタビュー:米利上げ鈍化も、ECB緩和脱却遅れで=クレセットのアブリン氏

[ニューヨーク 5日 ロイター] - クレセット・ウェルス・アドバイザーズの米国投資ストラテジスト、ジャック・アブリン氏は5日、「ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラム」におけるオンラインチャットルームで、さえない経済成長に直面する欧州で中央銀行による緩和政策からの脱却が遅れた場合、米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを緩める必要が出てくる可能性があるとの認識を示した。

 6月5日、クレセット・ウェルス・アドバイザーズの米国投資ストラテジスト、ジャック・アブリン氏は、「ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラム」におけるオンラインチャットルームで、さえない経済成長に直面する欧州で中央銀行による緩和政策からの脱却が遅れた場合、米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを緩める必要が出てくる可能性があるとの認識を示した。写真はFRB本部。ワシントンで2015年9月に撮影(2018年 ロイター/KEVIN LAMARQUE)

クレセット・ウェルス・アドバイザーズは2018年の米利上げ回数について、来週を含め計4回になると予想している。

アブリン氏は欧州中央銀行(ECB)が大規模な債券買い入れプログラムの終了でつまずけば、ドルの上昇圧力が増すだろうと述べた。

主なやり取りは以下の通り。

――来週の連邦公開市場委員会(FOMC)が近付く中、金利についての見解は。

「FRBが金利正常化を切望しているにもかかわらず、指標となる10年債利回りは歴史的基準からみて1%以上も低い水準となっている」(米10年債利回りは現在2.91%)

――その原因は何か。

「われわれはECBによって10年債利回りが抑えられているのではないかと考えている。ECBは第4・四半期までQE(量的緩和)モードにとどまりそうだ。われわれはユーロ圏における政治情勢の不透明感や景気低迷を受けてECBがまごつくのではないかと考える」

――それがFOMCや米国経済に影響を及ぼすか。

「政策のかい離は引き続きドルを押し上げるだろう。行き過ぎたドル高はFRBの想定にあるが、現在の懸念ではない。ドル高は成長を弱める傾向があり、FRBがドル高が行き過ぎだと感じれば政策を据え置くだろう」

――市場を眺めてみて、割安だと感じるところはあるか。

「S&P500は来年の利益(見通し)に対して評価すれば比較的割安に思える。(しかし、)長期的にみれば割高に思える。われわれの考えでは、投資家は2019年前半に利益が『ピーク』を迎えると予想しているのではないか。全体的に、従来の基準からみて『割安』な市場は見当たらない。ただ、米国以外の先進国および新興国の市場は米国に対して割安なバリュエーションで取引されている」

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