March 20, 2019 / 2:05 AM / in a month

豪住宅価格下落、まだ金融安定のリスクではない=豪中銀総裁補

 3月20日、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のブロック総裁補は、国内の住宅価格下落と高水準な家計債務は金融安定のリスクにはまだなっていないとの認識を示した。写真はRBAのロゴ。シドニーの同行本店で2010年4月に撮影(2019年 ロイター/Daniel Munoz)

[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のブロック総裁補は20日、国内の住宅価格下落と高水準な家計債務は金融安定のリスクにはまだなっていないとの認識を示した。ただ、集合住宅の供給過多は不動産開発業者に対するリスクになっていると指摘した。パースで開かれた都市計画に関する会合で講演した。

豪州全体の住宅価格は2017年半ばに付けたピークから約7%下落しているが、総裁補は、住宅価格下落と過去最高水準にある家計の債務は「金融部門の広範な問題になるほど影響は大きくない」と指摘。また、家計には債務返済能力があるとの見方を示した。

一方で、リスクとなっているのは今後供給が増える予定の集合住宅で、価格に対するさらなる下押し圧力となる可能性がある。ブロック氏は「このリスクは高まっているようだが、抑制されている」と述べた。

また、銀行は過剰に融資を抑制すべきではないとの見方も示した。

総裁補は「金融安定の観点では、慎重な融資基準は良いことだ」としつつ、「ただ、バランスをとる必要がある」と強調。「規制当局は融資基準のさらなる厳格化を提案してはおらず、信用リスクの適切な水準はゼロではない。銀行は貸し出しを継続する必要があり、これには当然、一定の貸し倒れが伴う」と述べた。

銀行による住宅ローン基準の厳格化が住宅投資を抑制し、住宅価格の下落をさらに深刻にしたと考えられている。

ただ、ブロック総裁補は、融資基準の厳格化よりもむしろローン需要の減少が住宅価格を押し下げているとデータで示されていると述べた。

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