February 16, 2018 / 3:52 AM / 4 months ago

豪中銀、目先の利上げ不要 失業率・インフレの改善待つ=総裁

[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は16日、議会の経済委員会で証言し、失業率が低下し、インフレ率が2─3%へ上昇するまで利上げを検討しない考えを明らかにした。

 2月16日、オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁(写真)は、議会の経済委員会で証言し、失業率が低下し、インフレ率が2─3%へ上昇するまで利上げを検討しない考えを明らかにした。写真はシドニーで2016年9月撮影(2018年 ロイター/Jason Reed)

総裁は、中銀の中心的なシナリオでは失業率の一段の低下とインフレ率が目標レンジの半ばまで上昇することを想定していると説明。

「現在の状況を踏まえると、(シナリオにおける失業率やインフレ率の)進展は着実だが緩やかなペースにとどまると予想している」とし、「こうした評価に基づき、近い将来に金融政策の調整が必要になるという説得力のある論拠を中銀理事会は見いだせない」と述べた。

豪中銀は2016年8月に政策金利を1.50%に引き下げて以来、据え置いており、金利据え置き期間は1990年代半ば以来の長さとなっている。

オーストラリアでは2017年初めから雇用市場が活況となったが、求職者が増える中、失業率は5.5%近辺で推移している。また、賃金の伸びは過去最低付近にとどまっている。

ロウ総裁は年間の賃金伸び率について、現在の2%から3.5%前後に上昇するよう望むと述べた。

さえない賃金の伸びは世界的な現象だが、総裁は労働市場が一段と引き締まるなか、企業が報酬を引き上げ始めると見込んでいる。

コムセックのシドニー駐在チーフエコノミスト、クレイグ・ジェームズ氏は「雇用市場、特に賃金の伸びの変化は注目エリアだ」と指摘した。

ロウ総裁はまた、記録的な高水準にある家計債務について、リスクは残るものの、マクロプルデンシャル政策によってリスクの蓄積は抑制されているとの見方を示した。

さらに、米国の財政赤字が拡大する見通しであることについて「非常に問題がある」と述べ、法人税減税の恩恵についての疑念を表明。オーストラリアにおける減税が赤字拡大につながることを自身は望んでいないとした。

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