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豪利上げペース、ある時点で緩やかになる可能性=中銀議事要旨

[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は20日公表した9月の理事会議事要旨で、高インフレを抑えるために再び金利を引き上げる方針を示しつつ、金利がより正常な水準に近づくに連れ利上げペースを緩める可能性があるとの認識を示した。

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は20日公表した9月の理事会議事要旨で、利上げペースを緩める可能性があるとの認識を示した。豪中銀本部ビル、2016年3月撮影(2022年 ロイター/David Gray)

事前に設定された政策の道筋はないとし、経済を安定させるため政策のバランスを取る考えに改めて言及した。

議事要旨は「他の条件が同じであれば、理事会メンバーは金利の上昇ペースを緩やかにする可能性について、政策金利水準が上昇するに連れて高まると考えた」とした。

豪中銀は6日の理事会で、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを50ベーシスポイント(bp)引き上げて2.35%とし、5月以降5回で計225bpの利上げを実施した。

市場では、今週75bpの利上げが予想される米連邦準備理事会(FRB)と歩調をある程度合わせるため、豪中銀が10月にもさらに50bpの利上げを行うと予想している。

議事要旨は「(理事会)メンバーは、これまでの基本給の伸びは、インフレ目標の持続的な達成と矛盾するような水準には達していないことに留意した」としている。

ウェストパックのチーフエコノミスト、ビル・エバンズ氏は、インフレ重視とFRBのタカ派的な見通しから、10月の利上げ幅予想を25bpから50bpに見直した。

さらに、11月、12月、来年2月に25bpの利上げを行い、金利のピークは3.6%に達するとみている。

同氏は「インフレ率鈍化の明確な証拠は来年2月下旬まで現れず、豪中銀は成長鈍化と米国のインフレ率および金利がピークに達したという証拠から3月の利上げを見送ることができるだろう」と述べた。

議事要旨によると、理事会メンバーは金利が通常水準に近づいていることに言及、9月に25bpもしくは50bpの利上げを行べきかどうかについても議論。「金融政策には時間差があり、金利はかなり急速に引き上げられ、通常の状況に近づいていることを認識した」としている。

議事要旨に対して豪国内金融市場は総じて反応薄だった。

また、理事会メンバーは豪中銀に対する金利上昇の潜在的なコストについても議論していた。

議事要旨は、購入した債券には一定のリターンが支払われる一方、為替決済(ES)残高に対する付利は金融政策を引き締めると上昇するため、「豪中銀に財務コストがかかると予想される」と指摘。「最終的なコストは、最後の購入国債が2033年に満期を迎えた際に初めて判明する。各メンバーは、金融政策パッケージの一環であるBPP(債券購入プログラム)からもたらされた経済へのより広い利益に照らしてこの潜在的コストを評価することが重要だと指摘した」という。

豪中銀は21日に債券購入プログラムに関する総括を発表する。

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