March 5, 2019 / 3:41 AM / 19 days ago

豪中銀、政策金利を据え置き 予想通り

[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は5日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定した。豪経済については強気の見通しを維持した。

 3月5日、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定した。豪経済については強気の見通しを維持した。写真はシドニーで2009年10月撮影(2019年 ロイター/Daniel Munoz)

金利据え置きは市場の予想通りだった。

ロウ総裁は声明で、豪経済が2018年下期に減速した可能性を認めた上で、企業投資の増加や政府支出の拡大、刺激的な金融政策が後押しする形で今年の経済成長率が3%程度まで加速することに期待感を示した。

同国の2018年第4・四半期国内総生産(GDP)は6日に発表される予定で、消費から住宅まで弱い指標が足元で相次いだことから、アナリストの間では、GDPの予想をゼロ成長に近い水準に下方修正する動きが出ている。

ロイターがまとめたアナリスト予想は前期比0.3%増。潜在成長率を下回る伸びが見込まれている。

シティのエコノミスト、ジョシュ・ウィリアムソン氏は、ゼロ成長となれば、中銀は現在の中立姿勢からハト派姿勢にシフトする可能性があると指摘。中銀は前月、それまでの引き締めバイアスから中立スタンスに転換している。

ただ、ロウ総裁は景気の先行きを楽観視する理由として、企業投資などのほかに、堅調な労働市場を挙げた。

「一段と堅調な労働市場を背景に賃金の伸びが多少加速しており、これは歓迎すべき展開だ」と指摘。今後時間をかけて賃金の伸びがさらに加速する見通しだが、「緩やかな」ペースにとどまるとの見方を示した。

一方、賃金の鈍い伸びと2大都市のシドニーとメルボルンでの住宅価格の下落を踏まえると、家計消費が「国内の主要な不確定要因」になっているとの認識をあらためて示した。

エコノミストの多くは中銀の総じて楽観的な見通しに同調しておらず、国内の経済活動の鈍化によって中銀が追加緩和策を講じることを余儀なくされると見込んでいる。

金利先物市場<0#YIB:>は年内に政策金利が1.25%まで引き下げられる確率を86%織り込んだ水準にある。

ロウ総裁はこれまで、労働市場が悪化し、失業率が現在の5.0%から上昇し始める場合は、利下げを検討する可能性があると認めている。

野村のエコノミスト、アンドリュー・タイスハースト氏は「年内の利下げは保証されているわけではないが、確率は5割を超えているとわれわれは想定している」とした。同氏は7月と8月の両方で中銀が利下げを実施し、政策金利を過去最低の1%まで引き下げると予想している。

*内容を追加しました。

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