May 9, 2018 / 10:30 PM / 4 months ago

NZ中銀、金利据え置き 政策の方向「上下に均衡」

[ウェリントン 10日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は10日、政策金利を過去最低の1.75%に据え置くことを決定した。オア新総裁は、相当な期間、緩和的な金融政策が維持される見通しだとした上で、次の政策変更は上向き、下向きのいずれもあり得るとの見方を示した。

 5月10日、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は、政策金利を過去最低の1.75%に据え置くことを決定した。ウエリントンで2016年3月撮影(2018年 ロイター/Rebecca Howard)

3月に就任したオア総裁は声明で、「次の(政策)措置の方向は上下に均衡している。時間の経過やイベント次第だ」との見解を示した。

NZドルNZD=D4は声明発表前の0.6990米ドルから0.6928米ドルに下落、5カ月ぶりの安値を付けた。その後は0.6936米ドルまで戻した。

オア総裁は「相当な期間、OCR(政策金利のオフィシャルキャッシュレート)を現行の緩和的水準に維持すると想定している」と説明。「現時点で、持続可能な雇用の最大化と低く安定的なインフレ率の維持に向けてわれわれが取り得る最も有効な手段だ」と述べた。

総裁はまた、国際的には成長の低迷や金融環境の一段の引き締めがリスクに含まれると述べた。

中銀は「持続可能な雇用の最大化」を責務に追加し、従来のインフレ目標との2本柱に変更したばかりで、市場ではオア総裁の対応が注目されていた。

中銀はまた、2020年第4・四半期までに1─3%のインフレ目標レンジの中間である2%を達成する見通しだとし、従来予想から1四半期後ずれさせた。

NZ統計局が発表した第1・四半期の消費者物価指数(CPI)は前年比1.1%上昇し、昨年第4・四半期の1.6%から伸びが鈍化した。

オア総裁は「これが懸念されるため、拡張的な金融政策を維持する」と述べた。

ANZ銀行(オークランド)のシニアエコノミスト、シャロン・ゾルナー氏は「市場はややハト派的と受け止めた」と指摘。市場関係者らは、オア氏が前任の総裁よりもタカ派的な姿勢を示す可能性があると見込んでいた。

ゾルナー氏は「NZ経済全体に広範なインフレ加速の兆しは全くないため、長期間にわたって金利は据え置かれるだろう」と予想した。

中銀は来年8月まで金利が現行水準にとどまるとの見通しを示している。

*内容を追加しました。

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