May 13, 2015 / 6:58 AM / 3 years ago

シンプレクス売却、ブラックストーンなどが入札検討=関係筋

[東京 13日 ロイター] - 不動産運用を手掛けるシンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ(東京都千代田区)の売却手続きが始まり、米不動産ファンドのブラックストーン (BX.N) など国内外の複数のファンドや企業が入札を検討していることが明らかになった。複数の関係筋がロイターに述べた。

不動産投資ファンドのエートス・キャピタル・リアルエステート(本社=ニューヨーク)が保有するシンプレクスの売却価格は1500億円程度になると言われているが、エートスはそれ以上の金額を希望しているとされる。

ブラックストーンのほかに入札を検討しているのは、PAG(本社=香港)、ヒューリック(3003.T)など複数の日本企業。

1次入札の締め切りは5月末。エートス側のファイナンシャル・アドバイザーは三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

シンプレクスの主要な業務は不動産の保有やその運用。代表的な保有資産として、東京ベイ舞浜ホテル、SIA豊洲プライムスクエアなどが含まれる。不動産投資信託のSIA不動産投資法人(3290.T)の運用会社、シンプレクス・リート・パートナーズの全株式も保有している。

低金利と円安が続く中、海外の投資家にとっては今が日本で投資する絶好の時期となっている。

一方でブラックストーンのような巨額な資金を運用するファンドにとって、日本で大型案件を探すのは難しくなっている。シンプレクスは資産の質よりも規模で、海外系ファンドにとって無視できない案件とみられている。

一方、日本企業にとっても不動産資産を増やす好機となる。今回の目玉の1つは、東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテルに認定されている舞浜のホテル。今後、訪日観光客の拡大が見込まれる中、投資家にとって魅力的とみられている。

エートスは、不動産市況のピークにあたる2007年、ゴールドマン・サックス(GS.N)と共同で日興コーディアルグループ(当時)からシンプレクスを買収していた。負債を含めた買収金額は約5000億円で、日本の不動産取引としては最大とされている。

その後、世界的な金融不況のため、日本国内でも不動産価格が急落。エートスとゴールドマンの持つシンプレクスの株式価値は大幅に毀(き)損した。エートスは2011年にゴールドマンの持分を取得、単独株主となっていた。

藤田 淳子 編集:田巻一彦

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